きっかけの人




「旨い肉が入ったので、焼き肉をしよう」そう誘ってくれた井上さん。

学生時代を京都で過ごしていた頃、友人に誘われて陶芸教室に通い始め、月に1.2度、好きなカタチをつくり楽しんでいました。土に触れる事がなつかしく、新鮮でした。

その窯元に御弟子さんとして勤めてた井上さんは、学生の私たちにも優しく接してくれ、話始めたらとまらない...「あれが旨い。これが旨い。あそこのお店が良かった」
焼肉パーティーに、鍋パーティー、楽しい時間をすごさせていただきました。
そんな井上さんの明るい人柄にも惹かれ、興味を持った陶芸。

出会いから10年位たってからでしょうか...
大学を卒業し、東京の会社に勤めていた私。
独立し、陶芸家として一歩を踏みだしていた井上さん。

京都でギャラリーを始めようと思ってるんです...そう相談した時、ぐっと背中を押してくれました。なんだかとても嬉しかった事をおぼえています。

陶芸だけでなく、音楽や映画、食材や料理にもとても詳しく、こんな生き方もあるんだなと思いました。まさに自由人...彼がつくる器はなんだか心に残ります。

優しい印象の中に漂う「凛とした緊張感」
彼の作風をもの語る「透明感のある青磁」

中でもイチ押しは通称ミルキーブルーの作品。クリーミーな水色の器...いいですよ。
人肌のようになめらかでしっとりした質感はちょっと新鮮。彼の人柄のように、どこか暖かいその青は、ずっとそばに置いておきたい感じなのです。

今日もまた、あらたな色を生み出すべく、実験しているんでしょうね...井上さん。
そういえば、この前頼んだミルキーブルーの小皿はまだですか??
マイペースな人柄もなんだか憎めない自由人。気長に待ちますけどね。

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